どのようなプロジェクト?
【プロローグ】
一昔前と違ってソロで活動するミュージシャン(予備軍も含め)が増えてきています。
80年代後半から90年代にかけて、日本中でバンドブームが起こり、原宿ホコ天をはじめストリートは生きた音楽で溢れていました。90年代の音楽人たちは渋谷のタワレコで新しい音楽との出会いを常に探していたものです。
かわって現代は、ストリートで弾き語りをするにも一苦労。勇気を出して路上で演奏してみたら、警察に止められるのかもしれません。パソコン相手に一人コツコツ作曲や編曲をして気軽にSNSに投稿できる時代ですが、本当にそれで満足していますか?
私は、真の豊かさに目覚めた生き方、社会を作っていきたい。心に染みわたる素晴らしい音楽と美味しい食事のある暮らし。これらに勝る豊かさは無いのではないでしょうか。これは時代に関係なく、これから先も必要とされる国境を越えた永遠のテーマだと思います。
【本 題】
このビジネスアイディアの主題は、
『ソロで活動しているミュージシャン向けに、安定したライブ活動の場を提供するサービス』です。
月額2200円で月に4回、飲食店でライブ活動できるサブスクリクションサービスです。(予定)リスナー&オーディエンスの方々には、ワンドリンクサービスを提供することで来店を促します。新しい音楽とアーティスト、美味しい食事、音楽を愛好するHappyな人々との出会いを提供し、リアルの場で結びます。
まずは平日、飲食店の比較的来客が少ないと思われる日時を設定します。(例えば、月火水の夜など)仕事の後にふらりと一人でも立ち寄れるような雰囲気です。飲食店にとっては、新しいお客様を獲得できるメリットもあります。コロナ禍におけるフードロス&ドリンクロスの問題解消にも役立てていただけたら幸いです。
ソロで活動しているアーティスト(予備軍や週末ミュージシャン含む)はバンドで活動している人達よりもおそらく身軽です。ギター1本とかノートPCだけで出来るような感じ。そのシンプルなスタイル、いで立ちがフットワークの軽さにもつながりますが、どうでしょう?リアルの場で日常的に音楽活動、出来ていますか?ソロ活動ゆえに人脈が少なくて、なかなか世に出るきっかけもないまま、悶々としていたりするのではないかと想像できます。
若きアーティストから年配者まで、思い悩むことなく安定したライブ活動をリアルの場で継続できる。そんなサービス、ありそうでまだないと思いますので潜在的ニーズは高いと思われます。
また、普段はサラリーマンをやっている方の中にも隠れたギターの才能を眠らせている方も多いと思います。アフターファイブのお楽しみを増やしましょう。趣味でやっている音楽に新たな目標をプラスしませんか?
そして、コロナ禍における取り組みとメリットとしては、『ひとりで参加&インスト限定』にすることで、安心して音楽を楽しめる環境を確保。相席になった見知らぬ誰かと共に生演奏を聴きながら、純粋に音楽を楽しんで、コロナ疲れを癒すひと時を。さらに、学割導入やこども食堂のような役割を併せ持つ工夫やサービスも、賛同して下さる方々と取り組んでいけたら良いなと考えています。
一方、日常的に多忙でライブなんて行けない!という現役世代の方々も多いと思います。そういう方々に向けた、ネットを使ったサービスも後々展開させていける可能性もあると思います。様々な既存のサービスとの連携も、可能性を広げる要素になると思います。
それでも、まず第一に人々に寄り添うITが理想的だと私は感じます。アプリを使いこなさないと何も出来ないような社会、そんなの誰だって嫌でしょう。簡単で便利で気が利いていて安心できるようなテクノロジー、そういったものが発展していくことで、年配者をはじめすべての人が、うつむいてしかめっ面でスマホ操作に苦心することなく生き生きと、生身の体を持った現実世界で人間の能力を発揮できるからです。AI技術の発展に貢献ばかりしていても、私たちの幸せにつながらなければ意味がありません。人間の可能性とは、その個性と合わさった能力とともに最大限に引き出してこそ魅力的に開花します。そして、それらを受容する社会の在り方も同時に作っていければよいなと願っています。
音楽業界は激変しました。
ほとんど無料で音楽を聴くことが出来る時代において、安定したライブ活動ができる場(文化的環境)を整えることは、社会の安定と豊かさ、繁栄に密接に繋がりがあると私は考えます。
本当のサステナブルとは、今あるものを使って無駄をなくし活かしていくこと。そこから新しいことを生み出していくこと、なのかもしれません。コロナ以降を見据え、新しい真の豊かさに目覚めて、音楽のあるより良い環境を一緒に作り上げていきましょう。
なぜやりたいのか?
こんなサービスがあったらいいのに!…と、他人に期待して待っているよりかは、自分で思い描いたものを実現すべく動き始めた方がより良いと思ったからです。実際、自分で音楽を作って、いざ路上でライブをしようかと考えていた時に「これって結構むずかしい事なのだなぁー」と感じたことがきっかけです。心理的ハードルに加え、道路交通法という見えない二重の壁です。(音楽を奏でる事なんて何も悪い事をしているわけでもないのに、と思いました)欧米など海外へ旅行したことがある人ならわかると思いますが、ストリートで演奏している音楽家やその周囲の賑わいとの出会いって、一期一会でありながら心に深く刻まれるとても素敵な光景ですよね。
『オルタナティブ』
昨今の日本のこの停滞した空気感について考えてみた時、自発的で芸術的な行動であるストリートライブの取り締まりと共に、徐々に景気や経済が悪くなっていったような気がします。データをわざわざ取ったりしていないので証明はできないですが、ふとそんな事を思ってしまいました。どれだけそれでお金が動いたか、などということ以前に、もっと本質的にいうと、可視化できない人間のエネルギーとして確かにその一端は担っていたはずだと断言できます。普通に街を歩いている時に、圧倒的なエネルギーを発しているような音の場に遭遇するような事は無くなってしまったのです。言い換えると、ある時から日常的に体性感覚で受容できる可能性を削がれてしまったわけです。音楽それ自身にもし意思があるとするならば、その調和のとれた音の振動の粒や波を、聴く人の全身で捉えられてこそ本望なのではないかな、と夢想します。そのような意味において、音楽は人間が生み出した最善の再生可能エネルギーだと言えます。活かさないともったいないですし、そもそも何か他の目的によってコントロールされるような領域ではないのです。独立個人で活動している芸術家や活動家、全然関係ない業界の人、音楽が好きな人、ただなんとなく新しいことを見つけたい人、居場所や自分探しする若者、音楽を持ち寄りつつ何かと集まれる場のようなところがあって、美味しい食事が一緒に出来たなら。そんな選択肢がこの世の中に一つ増えたら、もっと景気もよくなって、勝手に活気も戻ってきて、天然の元気を交流させて電気が発電できるような感じになるのかもしれないですね。これは比喩ですけど。そして幸いなことに、音楽というその本質は、良い意味でこれからもたぶん何も変わらないでしょう♪
『プライオリティ』
①日本の音楽的な土壌を豊かにして、全体的なクオリティの底上げをする
②日常的に街に生きた音楽が溢れていて、演奏できる能力のある人はいつでも自由に参加することが出来る環境を整える。
③誰もが自由に自分の想いを音楽を通して表現できる社会を実現する。