どのようなプロジェクト?
木版画には、独特の発色があります。
絵具を塗るのとは全く違う、摺ったときたけの魔法のような色、
まるで紙そのものが染まったような、均一なベタ、なめらかなグラデーション。
昨今、アニメやゲームをネタにした浮世絵が売られているように、木版画の風合いには潜在的な需要があります。
ただ、木版画、特に浮世絵の流れを汲む伝統的な木版画は技術を持つ人が少なく、気軽に自分の絵を木版画にすることはできません。
しかし、そもそも木版技術自体は、かつてはありふれた印刷術であり、彫りも摺りも、テキストになっていないだけで技術体系があります。
私は、もっと木版画を、浮世絵技術を使った伝統的な木版画を身近にしたい。
今では一部の職人しか伝わってない技法を、広く世に出したい。
具体的な活動として、以下のことを考えています。
・技術を知りたい人と教えたい人のマッチング
・口伝で伝わってきた技術の文書化
・自分の絵を木版画にしたい人、木版画にするための下絵が欲しい人をマッチング