外国人が郷土料理を作って愛媛の食文化を知る

外国人が、松山旅行の時に、観光地で、えひめの食文化を知るために、郷土料理を作って食べる機会を提供します。 なぜなら、ただ観光地を見て回り、お店で郷土料理を食べるだけではなく、体験型観光の一つとして、料理体験も選択できたらより深く和食文化や愛媛の食文化を学べるのではないかと考えたからです。

愛媛の地域活性化のために、愛媛の郷土料理は鯛めし・じゃこ天だけでなく、いろんな料理があることを全国や世界に発信したい！ 健康的でサステナブルな食生活の普及啓発のために、魚食普及にもつなげたい！ 「和食＝健康食」として、海外では和食の人気が高まっています。 特に、日本のお寿司が世界では広く認知されていますが、お寿司はにぎり寿司以外にもいろんな種類があります。 愛媛の郷土料理では「もぶりずし」「松山鮓」「みかんずし」といった、松山の特産物を混ぜ込んだ、ちらし寿司のような料理がいくつかあります。 また、巻き寿司だと、海苔の代わりに松山の特産品の「松山揚げ」で酢飯を巻く「松山揚げずし」という料理もあります。 さらに、一風変わったお寿司では、にぎり寿司の酢飯の代わりに味が付いたおからを握った「いずみや（丸ずし）」という郷土料理もあります。 これらの郷土料理は、全国的にも珍しく、愛媛ならではの食材を使い、食材の組み合わせも面白いので、外国人の方にも関心を持ってもらえると思います。 お寿司を巻いたり、握ったり、混ぜたりする最後の調理工程を一緒に行うなど、各自で自分のお寿司を仕上げて華やかに盛り付ける体験をメインに考えています。 プライベートな旅行では、大切な人へのサプライズや、人と被らない特別な旅の思い出作りにもおすすめです。 また、一般的に、にぎり寿司は野菜が不足して栄養バランスが偏りがちですが、これらの郷土料理は、魚介類や大豆製品、野菜・きのこ・海藻類をバランスよく使った健康的なお寿司であることも、ＰＲできるポイントです。 ①健康づくり②漁業応援③地産地消④食文化の継承⑤愛媛文化のPR　という様々な観点から、以前より愛媛の郷土料理に着目してきました。 外国人が和食や愛媛の食文化に注目することで、愛媛の人たちが当たり前に食べている郷土料理の魅力を地元の人も再認識できるきっかけになればと思います。 愛媛の郷土料理は、野菜やきのこなどをたくさん使った具だくさんのご飯料理が多く、一品で栄養バランスがとりやすいのが特徴。 忙しい日本人の健康管理や食生活にもマッチした郷土料理こそ、新たな視点で注目すべき資源だと思います。